名前の無い色

お気に入り曲の紹介です。
心を穏やかにしていたい時などに聞く曲です。興味のある方はどうぞ！

おすすめ曲紹介

今回紹介したい曲はこちらです。

曲名	名前の無い色
アーティスト	藍坊主　さん
作詞	藤森真一　さん
作曲	藤森真一　さん
収録CD	名前の無い色

バンドグループ藍坊主（あおぼうず）さんの曲です。
元々旦那さんが好きで、カラオケなどで一緒に行くと歌っていた曲なのですが、自分でも聞いてみて好きになった曲になります。

自分の感情や自分という存在に向き合った時に、「自分」を絵に描いてみたら既存の色では表せず「名前の無い色」で塗りつぶしてみた。
と言った内容の歌になります。

心に刺さる歌詞

心にそっと寄り添うな歌詞で素敵な曲だなと感じますが、中でも個人的に気に入っている歌詞をいくつか紹介したいと思います。

本当は泣きたいことに気付く

これは、自分もそうだなと思います。
自分が本当に辛くて悲しい時と言うのは、泣ける話を見たり聞きたいとはあまり思いません。
自分の気持ちに追い打ちをかけてしまうので。

気持ちとは反対の事をして心を紛らわすという行為はおおいにあるなあと感じます。
この後に続く歌詞も含めて良いなと思っているので、そちらも載せます。

お笑い番組を見ていて、ふと自分が泣きたいことに気付く。
そういった自分でも気づかぬ想い、感情が体の中をぐるぐる回って、泣いてしまう。

適応障害で、帰宅後に涙を流していた自分とつながりました。

正解が見えてないのに、間違えが分かるのはなぜ

名前の無い色も使って自分を描きます。
描いた後に、それを描きなおそうとしている歌詞かなと思います。

正解が分からないのに、間違えを探して正しくしようとしている。
これって、日々の生活とか自分の行動とかとリンクしているなと思いました。

「自分の仕事の仕方は間違っている」「自分の生き方は間違っている」
そんな風に自己嫌悪して正しい方向に行かなくてはと、もがくことは良くあります。
でも「正しい仕事の仕方」「正しい生き方」なんて言うものは実際ありませんよね。

何が正しいかは人それぞれです。正解はありません。
正解が分からないのに、その人自身のやり方や生き方が間違っているなどということを回りも言ってきます。

正解が分かっていないのに間違いは指摘される。
よくよく考えてみるとおかしいですよね。

気楽に生きようと思いました。

自分のために涙を流していいんだ

と、聴きながら素直に思いました。

皆大変なのだから、自分も頑張って我慢する所はしなければならない。
そんな風に思う事が多い私なので、少し仕事が大変だったからと言って泣いてはならないと思っていました。

辛さや大変さは人それぞれです。
許容できる範囲も人それぞれです。
無理に自分を抑制しないで、時には自分のために涙を流せばよいと曲を聴きながら思いました。

名前の無い色

「自分」と言うモノに向き合う時、正解も間違いもないし、それぞれの色で描けばよい。
この歌はそんな曲かなと思います。

そういった歌詞の内容が、聴いていると心にとても寄り添ってくれる曲で私は好きです。

「なんでこんなに世の中は複雑なのか」「何が正しいのかわからない」「自分が分からない」
そんな風に思った時に聞きたい一曲です。