以前、適応障害になりやすい人で「繊細でイライラしたり落ち込んだりしやすい」というのをあげました。
これについて、私なりに折り合いをつけていることをまとめたいと思いますので、興味のある方はどうぞ!
適応障害になりやすい人をまとめた記事についてはこちら:適応障害とは
小さなことで落ち込んでしまう
私は、仕事やプライベートなどで失敗するとすぐに落ち込んでしまう癖が昔からありました。
子供の頃は、母親に怒られて落ち込んでずっとくらいなんてことも多かったです。
なんて母親からはよく言われたものです。
大人になってからも仕事の失敗などでよく落ち込みます。
私があんな風に言ったから雰囲気が悪くなったのかもしれない。
ああ言う言い方は思い返してみれば良くなかったかもしれない。
あんなことを言わなければ…
こんな風にグルグルグルグル考えてしまいます。
目に見える失敗から、他の人は気にしていないかもしれないことまで、自分が気になった自分的に失敗と思うも全てに対して激しく落ち込んでしまうんですね。
似たような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎日のように小さな失敗で落ち込んでしまっていたら、心も傷ついてしまいますよね。
これは良くないと昔から思ってはいたのですが、なかなか治せず今でも苦労する時があります。
完璧主義からくる落ち込み
自分なりに分析してみて、人が気にしないような些細な事でも失敗と捉えてしまうのは完璧主義の気持ちが根底にあるからだと思い当たりました。
失敗は反省して直せばよいのです。
失敗した事実を消せるわけではありません。
次に生かせばよいだけの話です。
それなのに、1つの失敗で落ち込み続けてしまうのは失敗したという事実が完璧主義から反しているからです。
同じようずっと落ち込んでしまう人の中には「私は完璧主義者ではない」と言う人もいるかもしれません。
それでも自分が失敗したという事実が情けないから落ち込むのです。
それは「自分の欠陥を恥じている=完璧な自分じゃないからダメ」と思っているという事なのだと思います。
きちんとした反省をすればいい
失敗に対して誰しもが一度は落ち込むことでしょう。
ですが落ち込んだ後、次に失敗しないようにするにはどうしたら良いのかという方向に考えを改めなくてはなりません。
これが反省です。
落ち込んでいるだけでは反省になりません。
私もよく旦那さんに言われました。
何日間も落ち込んだって事実は変わらないし、どうすることもできない。
そういった時間を過ごすなら、切り替えて同じ失敗をしないように行動するしかないんだよ。
そうやって次をどうするかしっかり考えることが反省だよ。
これを言われている時、怒られたことに対してただただ気持ちが落ち込んでしまい、全く理解できませんでした。
「自分が悪かったのだから、落ち込んで落ち込んで落ち込んで反省すべき」
と、当時は思っていました。
切り替えろと言われても、この暗い気持ちをすぐには切り替えられません。
すぐに切り替えられる母親や旦那さんが不思議でしょうがなかったです。羨ましくもありました。
でも羨んでばかりではどうにもならないと、ふとした瞬間に思ったんです。
失敗や怒られた時には、落ち込むのが正義だと自分の中で思っていた部分がある気がする。
あと、落ち込んでいた方が自分が反省しているように思えるから楽だったんじゃなかろうか。
そんな風に少しずつ思うようになり、落ち込みはするものの「時間がもったいない!」と切り替えるように自分の中で心がけました。
最初は結構無理やり切り替えていました。
おそらく無理やりにでもやらないと矯正するのは難しかったと思います。
無理やり切り替えていって、徐々に落ち込みの長さが短くなっていきました。
BE RIGHT
とはいえ自分の中で無理やりにでも切り替えるのって結構しんどいですよね。
私もしんどかったんですが、以前ブログ内で紹介をした高橋優さんのBE RIGHTという曲を聴いて、歌詞を頭に浮かべながら切り替えることを心がけました。
楽観したっていいさ不安のほとんどが取り越し苦労よ..いつだって
愛し合っていけるさ 何が起こったって過ぎさりゃ昨日よ
なかなか既読にならないメッセージ一つに縛られる
気の毒なひとときをどんくらいすごしてんだろう
そのひととき一回につき 1単語ずつ異国の言語を学べば
バイリンガルにでもなれる気がする
誰も気にしないようなことで落ち込む時は「楽観したって不安のほとんどは取り越し苦労だ」と思って切り替えるようにしています。
怒られて落ち込んだ時は「いったん落ち込んだけど、ずっと引きずっていたら気の毒なひとときをどんだけ過ごすことになるんだ」と思って切り替えるようにしています。
歌でも本でも、こうした自分の指針になるモノがあると切り替えようという気持ちを後押ししてくれるんじゃないかなと思います。
なるべく切り替えていけるようにこれからも頑張っていきたいと思っています。
同じようにずっと落ち込んでしまう方など、少しでも何かしらの参考になたら良いなと思います。