以前、適応障害になりやすい人で「自己肯定感が低く自分に自信がない」というのをあげました。
これについて、私なりに折り合いをつけていることをまとめたいと思いますので、興味のある方はどうぞ!
適応障害になりやすい人をまとめた記事についてはこちら:適応障害とは
自己肯定感の低い自分
元々私は自己肯定感がとても低かったです。
(今もどちらかと言えば低いですが。)
自分は他の人より劣っている、何もできない人間なんだという考えが強く、どんどん自分の肯定感を下げてしまっていたと思います。
私はIT系の会社に勤めていましたが、ITのスキルはそこまで高くないです。
目まぐるしく変わっていくITの情報に追いつくこともできないし、いつも置いて行かれるような気持ちにばかりなっていました。
人前で話しをすることも嫌いで、お客さんの前で話をしたりコミュニケーションを取ることも苦手でした。
ただITの知識よりも「相手の気持ちを理解する」という仕事の方が自分にはできると感じたので、なるべくコミュニケーションを積極的に取るようにしていました。
でも、もともとコミュニケーションをうまく取れる性格ではないので、人前で話しをすることはすごくストレスだし、やり方がこれで合っているのか不安な日々でした。
それでも何とかやっていました。
やがて頑張りが認められて、周りから褒められたり昇進したり。
褒めてもらえることはとれも嬉しいですが、期待されていることにすごくプレッシャーを感じていました。
そんな風に思ってしまう自分も嫌で自己肯定感は下がるばかり。
期待された分だけ私の自己肯定感は下がっていった気がします。
理想の自分になるのは難しい
期待されていることで自己肯定感が下がっていったと書きましたが、
何故そうなるのかと言うと、理想の自分と本当の自分がかけ離れているからだと思います。
自分では気づいていなかったのですが、旦那さんにこういわれて納得しました。
それは大変なことだし、ずっと続けられることじゃないから結局理想の自分にはなかなかなれない。
そうしたら自己肯定感が低くなってしまうよね。
こんな絵も描いて説明もしてくれました。
100%を出さないと理想の自分にはなれません。
理想の自分にならないと自分には価値がないと思ってしまうと、他の自分はすべてダメとなってしまう。
そういった考えになることで自己肯定感も下がるし、褒められても「理想の自分はこうではない」と褒められたことを受け入れられません。
最低限の自分で生活していれば、死ぬことはないので別にどの自分でも良いと受け入れようとも言われました。
会社だけではなく家でも「私は何もできない」と落ち込むことが多かったです。
理想の先輩、理想の奥さん、それになるために日々がむしゃらに頑張ってしまっていました。
それでも理想に届かせるようにするのは大変なことです。
仕事もしっかりやっている中で洗濯も掃除も料理もして、常に家の中は綺麗でいるという私の中の「理想の奥さん」像がありました。
仕事で気持ちも落ち、家で何もできなかったので余計に落ち込んでいた時期にこういう話をしてもらって私は救われました。
ちなみに理想の自分とは、自分が考えるモノだけではなく周りの期待で「この人はこうであるべき」と言うのも含まれています。
人の期待など気にしなくて良いのです。
何もできなくても、だらだらしていたとしても、それが自分なのだから周りの期待に応える必要などないのです。
小さなことでも自分を褒めてあげる
とはいえ「気にしない」と言うのは難しいですよね。
周りを気にしてしまったり、何もしていない自分にもモヤモヤしてしまうものです。
そこで旦那さんから言われたのが
です。
どんな事でもいいんです。
周りから見たら褒められたものじゃないことでもいいんです。
自分のやっていることは、これでいいのだと褒めてあげるんです。
我が家の場合は今日やったことを話して自分で褒めたり旦那さんに褒めてもらったりしています。
こんな感じです。
どうでもいいことでも偉かったと褒めてあげています。
私が「なんか今日何もできなかったなあ」と言う日でも旦那さんが「それでいいんだよ」と言ってくれます。
こんな小さいことですが、徐々に「これでいいんだ」と言う気持ちになって理想ではない自分を許せるようになりました。
自分はそのままでよい
自己肯定感が低いと自分をどんどん責めてしまい、心を傷つけてしまいます。
理想の自分を目指すのも良いですが、自分は自分のままで良いと認めてあげるのも大切です。