フリーランス

家計簿整理①

以前の記事でフリーランスに関連して準備していることを一覧にしました。
その中に「月/年にどのくらいの金額を使っているか整理する」という項目があったかと思います。
お金管理の苦手な自分が家計簿整理を真面目にするようになった話になりますので、興味のある方はどうぞ!

一覧を載せた記事についてはこちら:日常始まる

過去のお金管理

まずは過去の私のお金管理のできなさと、家計簿管理の意識を持つように変わっていったきっかけについて書きたいと思います。

お金の管理ができない

そもそも私は、お金の管理がとても苦手です。
お金を散財してしまうという事はありませんが、自分の貯金がどのくらいかを考えながら使うという意識がない人間でした。

結婚した時も、旦那さんとこんな会話をしていました。

私お金の管理とか苦手だし、家庭のお金の管理とかしないよ。お小遣い制度とかも面倒くさいし。お互いに働いてるしそれぞれのお金はそれぞれの管理でいいよ。
了解。そうしたら家庭用のお財布に毎月それぞれ一定額を入れるようにしよう。家庭用のお財布は管理してね。
え…!?家庭用のお財布、結局私が管理するの?
うん。食材買ったりとかそっちの方が多いだろうし、お願いしたい。管理と言っても、口座の残高とかがマイナスにならないか最低限確認できてればいいから。

私はお金管理の意識が低かったので「お金の管理はそれぞれですればいい。」くらいに思っていました。
ですが旦那さんは「家庭内で使う金額を別で管理しないと破綻する」と考えてくれました。
当時、こんなことも言われました。

お金の管理が苦手なら、なおさら使う分のお金をちゃんと分けておかないとダメだよ。どのくらい家庭で使ったとか分からなくなって、未来の見通しが立てられなくなるよ。
家庭の分として入れていたお金がマイナスにならなければ最低限良いわけだし。

この時は「ふーん。そうか。」くらいにしか思っていませんでしたが、最近になってやっと理解してきました。
分けて管理することが大事なんですよね。

家計簿をつける意味を分かっていない

家庭のお金が入っている口座の残高を最低限確認するようにと言われましたが、同時に家計簿もつけるように旦那さんにお願いされました。

えー…面倒くさい…
マネーフォワードとかの家計簿アプリをスマホに入れたら、クレジットカードとかと連携できるはずだから、全部入力しなくてもいけるはずだし、そんなに面倒にはならないはずだよ。

そう言われ、渋々マネーフォワードのアプリを入れて口座やカードなどと連携させました。
確かにカードでの引き落とし情報は自動連携されるので、入力の手間が省けます。

とはいえ、現金を使ったものなどは手入力しなければならず、レシートを取っておいて後から入れるという方式を取っていました。
家庭用の現金がなく自分のお金から建て替えをした時も家計簿は手入力で、後から精算する形にしていました。

ああ。面倒くさい。もう私が払ったってことでいいから、この分のお金は家計簿に入れなくていいかな。レシートの金額も入れるの面倒だしいったんいいや。
お金が足りなくならなければ良いわけだし。

そんな感じで面倒くさいものは家計簿に入れなかったり、たまったレシートもしばらく放置したりしていました。
今思うと、当時は家計簿をつけるという意味が全然理解できてなかったんですよね。ただ面倒くさいだけでした。

気づけば家計が赤字に

中途半端な家計簿管理を続ける中、口座の残高は月1回は確認するようにしていました。
ある日、口座の残高とクレジットカードの引き落とし明細を見て気づいたのです。

やばい…!口座残高がクレジットカードの引き落とし額よりも少ない!!

すぐに旦那さんに報告しました。

どうしよう…口座残高がクレジットカードの引き落とし額より少ない。
あれま。そうなのか。じゃあ補充しようか。いくら補充すれば良い?
クレジットカードの引き落としに間に合わせるなら2万円入れないといけないです。
それは、今月何とかするだけの話だよね?来月以降の引き落としとか、使える分の現金とかはどうするの?
え…えええ??
家計簿つけてるし、大体来月どのくらい必要かわかるよね。その分が足りるかどうかの話。
えっと…ごめんなさい。わかりません。

この時「何のために家計簿をつけているんだ」と怒られました。
面倒くさくて自分が払った分の精算などしてなかったり、何か月か分のレシートを放置していてわけが分からなくなってしまったことも伝え、さらに怒られました。

ここでなぜ家計簿をつけないといけないかを教えられました。

毎月家庭のために一定額入れているけど、まだ2人の生活にどのくらいかかるのかわからないから「このくらい必要かな」で入れてるの。
正確な金額とズレがある可能性があるから、毎月の使用金額がわかるように家計簿をつけているんだよ。

このあたりを理解せず中途半端に家計簿をつけていたので、過去の私は家計の赤字に気づけなかったんですね。

家庭とは別に個人のお金は残っているので、必要分を補充すれば良い話ではありますが、個人のお金も有限です。
家庭で足りない金額は、個人のお金から補充できる金額なのかがわからないと正しい対応ができません。

仮に個人のお金でも賄えない金額であれば、家庭の使用金額を抑えるなど他の方法を考えなければなりません。
家計簿をつけていれば、赤字の原因特定や今後の対応策の検討ができます。
家計簿がぐちゃぐちゃだと、現状では解決できても将来同様のことを繰り返して赤字のままになりかねません。

家庭で使っているお金の全容を理解するのに、家計簿が非常に重要であるという事をこの時学びました。

家庭分のお財布を分けていたから赤字に気づけましたが、分けずに生活していたら赤字にも気づかず破綻していた可能性もあります。
こういったことを見越してお財布を分けようと言ってくれた旦那さんには感謝しかありません。
私だけでは家庭を破綻させていました…

現在のお金管理

このエピソードをきっかけに、家計管理をしっかりするようになりました!

と、言いたいところなんですが、人間の生活や習慣、思考回路などはそう簡単には治りません。
この時も「家計以外のお金もちゃんとあるし、何とかなるから別にいいじゃん。」くらいに思ってました。

その後何度か同じような家計の赤字危機などを経て「やばいかも。」と思い出しました。

それでも「お金の管理は将来的にも大事だからしっかりしよう」という意識までにはならず、「赤字にならないように、怒られないように気を付けよう」という目先のことを考えて生活していました。

ちゃんとした意味で「お金の管理」について考えられるようになったのは、フリーランスになることを決めてからです。
今後の見通しが不安定なフリーランスだからこそ、生活費などのことをしっかり考えないと本当に破産します。

「破産」という言葉が家庭ではなく自分自身に降りかかってきて初めて意識できるようになりました。
ここまでの私の話で「ちゃんと管理しよう」と思えた方は素晴らしいです。

しっかりお金の管理をするようになってから、自分がどのようにしてきたかは次回に書きたいと思います。

つづく

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