社会保険料と税金

社会保険料と税金ってどうしても「難しい！」と思ってしまいますよね。
私も難しいからと後回しにしていたのですが、フリーランスになるからにはしっかり学んでおかねばと自分なりに調べました。
なるべくわかりやすくまとめたものをここに載せたいと思いますので、興味のある方は読んでいってください！
※あくまで私個人が調べた内容をわかりやすくまとめたものです。より詳細な内容などは別のサイト等で調べるなど行っていただければ幸いです。
※初歩の初歩をまとめた内容になります。知っているよという方は読み飛ばしてください。

社会保険料？税金？

社会保険料と税金は似て非なるモノです。
調べてみて私も理解したんですが、何故こんなにもわかりにくいのか、まずはそこから注目しました。
分かりにくくしている理由の１つがこちら。

給与明細です。
※金額は架空のものを入れております。

毎月、自分がどれだけ稼いだのかわかる給与明細。
給料が入る嬉しさと共に大体の人がこう思いますよね。

給料から差し引かれる控除の部分を一括りにして「税金が高い！」なんて言いませんか？
私は言ってました。
これが、社会保険料と税金の差をわかりにくくしている一因かなあというのが私の見解です。
説明もなく勝手に引かれるから、詳細まではよくわかりませんよね。

社会保険料と税金をわけてみよう

先ほどの給与明細ですが、社会保険料と税金を区分けすると下図のような形になります。

赤枠部分が「社会保険料」緑枠部分が「税金」です。
見てわかる通り「〇〇税」とつくものは税金となり、この図のそれ以外は基本的に社会保険料になります。
※各企業表示の仕方が違うので、あくまでサンプル画像の一例に準じております。

我々のお給料から引かれるのは「税金」と「社会保険料」に分かれるんですね。
私はここも理解できておりませんでしたが、ちゃんと調べてなるほどと思いました。（とりあえず全部税金だと思っていた。）

では、それぞれどういったものなのかもう少し詳細を見ていきましょう。
無知な私でもわかるように絵にしたものが以下です。

赤枠は社会保険料、緑枠は税金になります。
どちらも国に治めていますが、用途が違います。

社会保険料

社会保険料は、何かしらの弊害により働けなくなった場合、国に保証してもらうために払っておくお金です。
「保険料」とあるくらいなので、一般的な保険と同じです。

保険に加入すると、保険会社に一定の金額をはらいますよね。
このお金が何に使われるのかというと、

急な病気などで倒れてしまった場合の医療費などに使われます。
もし倒れて病院に行かなければならない場合、病状によっては高額な医療費が請求されます。
この時お金がないと払えないですが、保険に加入していれば保険会社からお金を補助してもらえます。
ざっくり保険の仕組みはこのような感じです。

この保険会社を国に置き換えたのが「社会保険」です。

病気、高齢などの理由で働けなくなったとしても、国が保証してくれます。
そのために、全国民が国にお金を支払っているというわけです。
金額については置いておきますが、こういった社会保障制度が国としてあるのはありがたいことですね。

税金

一方税金は、日本のために払っているお金です。

例えばの話ですが、以下絵のようにカフェを開きたい人がいたとします。

そうすると、カフェをやるのに必要な場所や食材、料理人のためにお金を支払います。
このお金は、基本的にはカフェをやりたいと言った人のお財布からお金を出すことになります。（借りる場合もありますが、細かい話は除外します。）

この流れは国も同じです。

日本の道路が古くなっているから整備しないとまずい、といった課題があったとします。
日本の道路は基本的に国の所有物なので、必要な資材や人のために国がお金を支払います。
国も個人と同じようにお財布を持っていてそこから出しますが、国のお財布に入っているお金こそが税金となります。

私たちが日本のために支払っているお金が、日本のためにつかわれているんですね。

まとめ

社会保険料と税金の違いについて、わかりましたでしょうか。

「自分に何かあった時のため」に国に払うお金が社会保険料
「日本のため」に国に払うお金が税金
ですよ。

もっと細かいことがたくさんあるので、これだけわかっていてもダメですが、まず第一歩として２つの違いを理解することは大事だと思います。
細かいことをまとめてくれている記事などは私もたくさん見ました。

となったりもしましたので、超々入門の社会保険料と税金という事で絵を交えて記載させていただきました。

少しお堅い日本の制度、どなたか一人でも理解が深まったのであれば幸いです。