私が退職を決めるきっかけになった本を紹介したいと思います。
イーロン・マスクさんに関する本です。興味のある方は読んでいってください!
書籍紹介
元々私が所属していた会社のとある先輩は、イーロン・マスクさんのことを尊敬していました。
よくそう言っているのを聞いていました。
そんな先輩が、とうとうイーロン・マスクに関する本を購入したのです。
それがこちら。
タイトル | イーロン・マスク流「鋼のメンタル」と「すぐやる力」が身につく仕事術 |
---|---|
作者 | 桑原晃弥 さん |
出版社 | プレジデント社 |
ジャンル | ビジネス書 |
ページ数 | 232ページ |
イーロン・マスク氏と言えばテスラの創業者で、旧ツイッター社の買収など様々なニュースで名前を耳にする人物です。
今や名前を知らない人の方が少ないのではないかと思うほどには良く耳にします。
そんなイーロン・マスク氏の仕事術が解き明かされる一冊になります。
書籍概要
様々なニュースでお茶の間を騒がすイーロン・マスク氏の仕事術についてこの本では記載されています。
章の項目を一覧化すると以下のような形です。
- 第1章 マスク流「すぐやる人」の仕事術
- 第2章 マスク流「鋼のメンタル」仕事術
- 第3章 マスク流「非常識な」仕事術
- 第4章 マスク流「不可能を可能にする」仕事術
- 第5章 マスク流「人を動かす」仕事術
- 第6章 マスク流「お金は後からついてくる」仕事術
- 第7章 マスク流「世界が驚くものをつくり出す」仕事術
このように7つの観点からマスク氏の仕事術が記載されています。
本作では、マスク氏の幼少期の行動から最近の事業のことまで書かれています。幼少期での行動や考え方から今のマスク氏が出来上がっているのが分かる内容となっています。
書籍の感想
凡人から見たらクレイジー
本を読み終えての感想は
です。
根本的な考え方が凡人とは違うんだなと感じました。
凡人からみたら「無理だ..」と思う事を、「絶対にできる」という意思をもって全力で取り組む。
だからこそ自身の事業を発展させ、世界一の富豪にもなることができたのだと思います。
マスク氏は過去に自分が休んだことにより損失を出してしまった経験から、「休まず働く」という選択を取ったりしていたそうです。
普通の人であれば多少の失敗は目をつむり休養を選ぶところが、マスク氏はそうではない。
仕事に対する情熱が桁違いなんです。
各章には副題もついていますが、第3章の副題は「クレイジーであれ!クレイジーの先にイノベーションが起きる」になります。
クレイジーというのは決して否定的な意味合いではないです。
他人と同じ考えで生きるのではなく、突出した考えを持つことで新たなものを創り出せる。
イーロンマスクとはそういった人なのだなあと思いました。
鋼のメンタルは難しい
この本は、私のメンタルが落ちている時に先輩から進められて読みました。
私もできることなら自力でメンタルの回復をしたかったので、この本を借りて読むことにしました。
イーロン・マスク氏は、いかにして鋼のメンタルを手に入れたのか。
実際読んでみると体育会系なんだなと感じる部分が多かったです。
あえて困難な道を行く、絶望を頑張りに変えて進む、誹謗中傷なんて気にしない、といったような内容が力強い文章と共に書かれていました。
「仕事をジャンジャン頑張りたい!」「もっと上を目指していきたい!」という方には励みになる一冊だと思います。
ただ、適応障害を患った私みたいな人間には言葉が少し力強すぎました。
そんな風に思ってしまいました。
弱っている人に対しては萎縮してしまう一冊かなと。
「すぐやる」ことに共感
冒頭第1章では、「すぐやる人」の仕事術が書かれています。
この本を読んで最初にこの内容と出会って、私は退職を決めました。
このまま病院に通いながら会社で仕事を続けるのか、転職するのか、休職するのか、どうしたら良いものか自分の中で考えている時期にこの本と出会いました。
旦那さんなどからは「会社を早く辞めた方がいい」と言われながらも、自分の中で納得できないと行動には移せないものです。
会社での地位、人間関係、自分の実績など様々なものを残して退職することには抵抗がありました。
転職するにも何に転職するか、転職活動して決まったらやめるのか、辞めてから転職活動をするのか、など方向性が自分の中で定まらないでいた時期でした。
先延ばしを辞めろ。やりたいことを「今すぐ」やれ!
本書にはこんな記載があります。
これを読んでハッとしました。
人生には限りがあります。ずっと考えているままだと時間が過ぎていくばかりです。
時間は有限なのです。
すぐに行動しないと何も始まらないで終わってしまう事に気づかされ、私は転職活動もせず、次に何をするかも決めず「退職」という選択肢を選びました。
この本を読んで退職することに関して自分の中でストンと納得した気持ちが生まれました。
この時の選択は間違ってなかったと今でも思います。
「すぐやる」ということに関して、この本でとても共感しました。
最後に
この本はイーロン・マスク氏のクレイジーな仕事術が主軸となって書かれています。
私のように心を痛めて悩んでいる方には、あまりオススメできないかなとは思います。
仕事に対して情熱をもっていて上を目指したい方にはオススメです。
「すぐやる」という部分に関しては、心を痛めている方でも少し療養して落ち着いたタイミングで読むと良いかもしれません。
行動することに対しての原動力になるかもしれません。