私と夫と夫の彼氏という漫画を少し前から読んでいます。
最近読んだエピソードで色々と思うことがあったので綴りたいと思います。
気になる方はどうぞ!
作品紹介
今回話題にする漫画はこちらです。
タイトル | 私と夫と夫の彼氏 |
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作者 | 綾野綾乃 さん |
出版社 | コアミックス |
タイトルの通り主人公とその夫と夫の彼氏の関係を描いた作品です。
複雑な三角関係が描かれています。
複雑な関係を中心に物語が進みますが、自分の気持ちを抑えたり隠しながら生きていく葛藤が色濃く出ている作品になります。
ドラマ化もされている作品で、今10巻まで出ている作品です。
あらすじ
高校教師の仲道美咲は、夫悠生との性交渉が結婚記念日の年1回ということに悩んでいました。
悩みを抱えた結婚5年目の記念日、家の外で悠生と男性がキスしている事を目撃してしまいます。
そして帰ってきた悠生からこう言われてしまいます。
「俺、今、男の人とつきあってる。」
そして悠生のつきあっている男性と言うのが、美咲の元教え子の伊奈だったのです。
伊奈は悠生が好きだが、昔から美咲のことも好きで今も好きだと言い出し、三人の関係はさらに複雑になっていきます。
悠生のことが好きな美咲、美咲を信頼しつつも伊奈の事が好きな悠生、美咲も悠生もどちらも好きな伊奈。
それぞれが複雑な気持ちを抱えながらも、お互いの事を思いやって支えながら生活していく。
物語から感じること
多様性/ダイバーシティが言われる現代、同性愛者やポリアモリー(複数愛)など日本的にも受け入れられてきていますが、まだまだ偏見もあるのかなと思います。
特に年齢層の高い方などは受け入れがたいのかなと思う時もあります。
男の子は強くあれ。女の子はか弱く可愛くあれ。
結婚するのが幸せで、子供が生まれることがもっと幸せ。
そういった風潮もまだあるかなと思います。
物語に登場する悠生の両親も「同性愛者は人の道から外れている」と言うタイプの親です。
そんな両親だったからこそ、両親の望む道を進まなければならないと悠生は我慢を続けて行ってしまいます。
私自身は同性愛者ではないですが、同性愛者の方は人の道から外れていると思いません。
結婚をしないと決めている人や、結婚はしても子供は産まないと決めている人の事がダメだとも思いません。
人それぞれの幸せがありますし、大勢と違うから間違っているというのは違うと思います。
世の中でもっと多様な人々が認められたらいいなあとこの漫画を読みながら思いました。
作品の中で悠生は、結婚しているのに男の人が好きだという自分の気持ちに気付いてものすごく悩みます。
それを美咲と伊奈が支えていくのですが、そういう形で大切な人の味方になれる人間に私もなりたいとも思いました。
私と夫と夫の彼氏
私と夫と夫の彼氏という三角関係がドーンと出てくる作品ですが、人と違う考えや思いについてを深く考えさせられる作品だなと思います。