世の中にはいろいろな人がいます。何においても上手くできる人とできない人がいます。
そんな中で「できない人の気持ちがわからない人にはなりたくない」と常々思っている事を書きたいと思いますので、興味のある方はどうぞ!
自分は技術力の低い人間
私はエンジニアとして活動していますが、どちらかと言えば技術力は低めです。
そのため仕事上で苦労することも多々ありました。
愚直に一歩ずつ、調べて実行して失敗してまた調べて…
というような感じのトライ&エラーで今までのプロジェクトを何とか乗り切ってきました。
私は調べたり、何度もやってみないと覚えられないタイプなのですが、仕組みをすぐに理解してどんどん解決できる人もいます。
経験の差だったり、覚えるのが非常に得意な人だったりと色々ありますが「なんで、こんな簡単にわかるんだろう」と言う気持ちにさせられたことは何度もあります。
勉強ができないタイプなので、それはあきらめました。(笑)
地道に頑張るのが自分のスタイルです。
できない人の気持ちがわからない
かつて個人的に遭遇した典型的な「人の気持ちがわからない人」の話をしたいと思います。
とある新しいプロジェクトにアサインされた時の話です。
当時、私自身も新しいことに挑戦する案件だったので、ほぼ新人のような立ち位置で参加しました。
私はほぼ新人状態だったので、一緒にプロジェクトに入った先輩たちは、知見のある人達でした。
右も左もわからない状況で、先輩方の後ろで話を聞きながら、自分なりに考えたり調べたりしながら日々過ごしていました。
この先輩方が知識はあるのですが「できない人の事までは考えない」というスタンスの人達で、こんな会話も日常茶飯事でした。
自発的に作業をもらおうと思ったのにわからないならやれることは何もないと言われる日々。
当時は割と心にきましたね。(笑)
そんな中でも少しずつ分かるようになってきて、資料の作成などを対応していた時に痛烈なメールをもらった思い出もあります。
先輩が作った資料を基にシステムを動かしながら修正などをしていた時の話です。
先輩の資料の内容でわからないものがあったので質問をメールで投げたんです。
そうしたらこんな感じの返信がきました。
これはこういった意味で、こういうことです。
なぜこの内容が資料からわからないのか、理解に苦しみます。
理解に苦しみます???
さすがにメールを見て呆然としましたね。(笑)
質問に答えてはくれるんですが「なんでこんなこと聞くの?」みたいな文言を最後に残してくるんです。
人によっては結構メンタルやられる内容かなと思います。
当時の自分は比較的打たれ強い性格をしていたので、逆にちょっとイラっとしてしまってこんな感じでした。
できるようになるまで操作して理解すれば私でもできるわ!!!
こうして、できない人の気持ちがわからない先輩たちと闘っていました。
※闘い続けていたら他残業になって結果メンタルを傷つけてしまったんですけどね。
できない人の気持ちがわからない人になりたくない
自分の周りにも、自分ができることをうまくできない人はいます。
自分は簡単にできてしまうので「何故できないのだろう」と思ってしまう事はあります。
ただ、そう思ったことを相手に伝える必要はありません。
できない人はその人なりにできるように頑張っているはずです。
どうしてできないのか、どうしたらできるようになるのか、という部分にフォーカスして話を聞いたりアドバイスしたりするように私はしています。
こちらから必死にアドバイスしても、結局できなかったりそもそも頑張ろうとしない人もいます。
頑張ろうとしない人に対しては、然るべきタイミングで喝を入れますが、頑張ってもできない人にはアプローチを変えてアドバイスしたりします。
結局できない時は「この作業は向いていないんだな」と別の作業を振ってあげるなど個人の特性に応じて対応してみます。
「なんでできないのか、わからない。理解できない。」
などといったことは絶対に言いません。
できないのもその人の特性です。
できない人の気持ちはわからないと切り捨ててしまっては、努力しようとしている人の気持ちを下げてしまうかもしれません。
もしくはメンタルを傷つけてしまうかもしれません。