私の祖母のコミュニケーション能力がとんでもないという話です。
興味のある方はどうぞ!
どこでも友達のできる祖母
私の祖母は、コミュニケーション能力がとんでもなく高く、どこへ行っても友達を作ってしまう人です。
共働きの私の両親に変わり、面倒を見に家によく来てくれていた祖母。
週1回程の頻度で来てくれていたのですが、私の家の周りでも友達をたくさん作っていました。
お向かいのお掃除をしている家政婦さん。(お向かいの家が大きいお宅で家政婦さんがいらっしゃいました。近くにあるからと言って我が家は普通の家庭です。)
ペットのお散歩で、家の前をよく通るご近所さん。
家の近くのスーパーの店員さん。
などなど…
様々な場所で友達を作ってきていました。
最近は孫も成長しましたので、祖母が私の実家に行くことはほとんどありません。
ですが、私の家の周りで仲良くなった方と今でも電話をしたり連絡を取り合っていると聞いて驚きました。
〇〇様へ
そんな祖母のとんでもないコミュニケーション能力を表すエピソードが1つあります。
ある日、祖母の家に行った時の話です。
そう言って祖母がとある手紙を見せてくれました。
見せてくれた手紙の封筒には、「〇〇様」と書かれていました。
そんな風に思いながらも封筒を開いて手紙を確認します。
手紙は、祖母が通っているとあるカルチャースクールで一緒になった方からのものでした。
その方はカルチャースクールを辞めることになったので、祖母に手紙を残したそうです。
辞めても祖母と連絡を取りたいとの内容が書かれていました。
詳しく話を聞くと、手紙をくれた方と祖母は同じカルチャースクールに通っているものの、違う時間帯のレッスンを受けていたそうです。
たまたま1度だけ同じ時間帯にレッスンを受けた際に祖母が話しかけたとのこと。
その後、レッスンの入れ替わりタイミングですれ違いざま祖母から「あら、元気?」など声をかけることはあっても、深い話をしたわけではなく、お互いの名前も知らなかったそうです。
そんなわけで「〇〇様」宛ての手紙が祖母の元に来たのでした。
出会った人との縁を大切に
こういったエピソードが出るほど、祖母はコミュニケーション能力に長けています。
(今回のエピソード以外もいくつか聞いたことがあります。)
ネットが普及した現代、都会で生活をしていると隣の家の方とですらもまともに会話をしないことが多いですよね。
祖母はスマホはもっているもののSNSはやらないですし、電話をするくらいです。
一番のコミュニケーションツールが「会話」なのだと思います。
「会話」を大切にして、どんな所でも人との縁を大切にしているから、つながりが広がっていくのだろうな思いました。
ちなみに私は祖母の孫ですが、コミュニケーションは苦手です。
しばらく会っていない人に連絡をすることすら緊張して結局しないという事もよくあります。
自分が会いたいと思ったら連絡もするし、話したいと思ったら話もする。
そんなスタイルの祖母だからこそ、周りに人が集まるのだろうなと思います。
昔から私の周りに人が集まってくるようなことはあまりありませんでした。
コミュニケーション能力の低さに自分で卑屈になって、暗くなってしまっているから、周りにもそういった空気を醸し出していて、無意識に孤立していたのではないかなと思います。
もう少し自分に自信をもって積極的に、祖母のようになりたいなと思いました。