CHELSEA(チェルシー)が販売終了となるニュースを少し前に見ました。
この時期になると思い出すCHELSEAの思い出があるので記事にしてみました。興味のある方は読んでいってください!
CHELSEA販売終了
CHELSEAは、言わずと知れた明治さんのお菓子。
濃厚なバターの味が病みつきになるキャンディです。
そんなCHELSEAが2024年3月に販売終了になるとのこと。
1971年に誕生したので、53年の歴史に幕を閉じることになります。
そんな風に思いながらニュースを聞きました。
CHELSEAをたくさん食べていたわけではないので、販売終了を惜しむなんておこがましいことは言えませんが、私には一つCHELSEAに関する思い出があります。
CHELSEAの思い出
まだ私が保育園児か小学生くらいの頃、母と共に父へバレンタインのチョコを渡していました。
その年は、かなり気合を入れて母とチョコを買いに街へ繰り出したんです。
少し高い、でもとっても美味しそうなチョコを購入して帰りました。
少女藤林は胸を踊らせながらバレンタインデー当日を心待ちにしていました。
そしてバレンタインデー当日。
父が喜んでくれて、私も嬉しかった記憶があります。
父のことを思って、買いに行って良かったなあと子供心に思ったものです。
ここまでは良かったんです。
問題はその一か月後でした。
バレンタインデーの一か月後と言えばホワイトデーです。
毎年父親から、それなりのお菓子をお返しにもらっていたと思います。
なので、この年も何をお返しにもらえるか楽しみにしていました。
父から渡されたのが、チェルシーでした。
小さめの箱の中にチェルシーが10粒ほど入ったタイプのものを渡されました。
当時スーパーで500円あれば買えるくらいの金額だったと思われるものです。
子供の頃はよくチェルシーを食べていたので、見覚えのあるお菓子だなあと思いました。
美味しいけど..
なんか、そういう話ではない気がする..
子供心にそう感じていました。
私と母は、父のために遠出していつもと違うチョコをプレゼントしました。
父はどこでも買えるお菓子をお返しにくれました。
ちょっと違和感あるな、と思いつつ美味しいしまあいいかくらいの感覚で私は受取ました。
ですが、母はこのお返しに、より違和感を抱いていたのです。
ホワイトデーは母の誕生日でもあったのです。
当然別でプレゼントが用意されているものと母は考えていたのでしょう。
この時の母の悲しそうな顔が今でも忘れられません。
そんな感じなんだったら二度とバレンタインは渡しません!
この日から我が家からバレンタインがなくなりました。
チェルシーは悪くない
少し苦い思い出を書いてしまいましたが、チェルシーが悪いわけではありません。
父が母への配慮を少し怠ってしまっただけです。
父も、忙しかったのかもしれないですし、私は全面的には責められないです。
とはいえ「チェルシー」と聞くとこのエピソードを思い出してしまいます。
誤解しないでいただきたいのですが、これにより家族仲が悪くなったわけではありません。
あくまでバレンタインデーとホワイトデーというイベントが家からなくなっただけです。
こんなしょうもない思い出しかないですが、チェルシーが販売終了するという話で少し切なくなりました。
しょうもない思い出でも、家族の大切な思い出です。
その思い出と共にあった商品がなくなってしまうというのは寂しいです。